7月10日の【爆報!theフライデー】のコーナー「名前の出せない芸能界事件簿第4弾」では、当時の現役女優が犯した殺人事件について放送されました。

泥沼の不倫劇の末に愛人を殺害という事件です。番組では名前を出せないということで、ヘビ女優Xと紹介されました。今の女優さんに例えるなら、壇蜜さんのような存在だそうです。

しかし、殺人罪で懲役わずか5年という軽い刑罰でした。事件の全貌を知ると、殺人は肯定できませんが、同情してしまう事件でした。

ヘビ女優Xとは?その事件とは?

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ヘビ女優X(毛利郁子)の昔の画像

1969年に起きた事件なので知っている人は少ないかと思いましたが、日本芸能史上初のショッキングな事件ということで有名なようです。

ヘビ女優Xとは毛利郁子という女優さんです。なぜヘビ女優と呼ばれたんでしょう?

撮影現場にペットとしてヘビを持ちこむほどのヘビ好き。グラマーで妖艶な演技で、猟奇的な映画では抜群の存在感を発揮したとされています。

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事件について

毛利郁子が30歳の頃、仕事の関係で水田照正(番組ではY)に出会う。この時、水田の妻も同席していたが妹と紹介される。

毛利は水田のバイタリティのあるところに魅かれ、既婚者とは知らずに交際する。女遊びがかなり激しい人とも気付かなかった。

芸能界に限界を感じていた毛利は、水田との結婚を夢見るようになる。

水田が既婚者であることが発覚。毛利(33歳)は妊娠していた。水田は堕ろすように言うが産む決意をする。養育費など、誓約書にサインしたものの完全に無視。

誓約書の内容は

1.毛利郁子を内妻として以下の通り従います。
2.私はもし事故死、または病死の時は、あなたの生活を生涯見ることを約します。
3.もし、他の女性と関係のある時は、いかなる場合もいかなる手切金にも応じます。
4.もし、出産した時には認知します。養育費もみる事。
引用:http://www.maroon.dti.ne.jp/

わずか1ヶ月後には、他の浮気も発覚。しかも相手は毛利のマネージャー。Wで裏切られる。

京都に子育て用の家も購入するが、水田は毛利を避けるようになる。

1969年、交際から7年が経った頃、2歳になる息子の認知をしてもらうため水田に会いに行く。拒否したときの脅し用として包丁を持参。

この時の会話で、「自分の産んだ子くらい自分で責任負えよ!」と言った水田の言葉に激昂して脇腹に包丁を刺しました。

水田は病院に運ばれるものの、出血多量で3時間後に死亡。毛利は翌日自供し、逮捕となる。

殺人罪で懲役わずか5年という軽い刑罰のわけ

水田は最後の最後で毛利をかばう。まわりに「自分で刺した」と言い張る。

裁判で、水田の正妻が「主人がそこまでかばうのは、よっぽど好きだったんでしょう。ぜひ寛大処置を」と減刑を希望したと言われています。

当時、大映の社長だった永田雅一氏や共演者の勝新太郎などからも減刑嘆願書が提出されたようです。

毛利郁子のその後

現在は消息不明。82歳と高齢です。もうそっとしておいた方がいいでしょうよ。

ドロドロ過ぎて、悪いのは男なんじゃ?と思ってしまうのですが、最後にかばうところを見ると何とも言えない気持ちになってしまいます。どうせなら最後まで悪者でいてもらった方がまだまし。

奥さんの方も。この度量があるから水田の正妻やっていられるのか、女として同情したのか・・・。

この事件を知ったら、一夫多妻制も認めたくなってしまうと思うのでした。