4月23日よりコミック原作のドラマ『お迎えデス。』(日テレ21:00~)第1話がスタートしました。
福士蒼汰さんと土屋太鳳さんが共演。あの世の会社GSG(極楽送迎)で”この世に未練がある霊を、あの世に送り届けるバイト”をするという。
今から15年ほど前に少女コミック誌「LaLa」にて連載されていた作品です。原作者は田中メカ先生。霊や死をイメージしますが、怖いストーリーではなくラブコメ。原作ファンも多いのです。
最近では漫画原作の実写化が次から次へと出てきていますが、「お迎えデス。」は成功するでしょうか。面白そうだなと思うんですけど、原作ファンは少し不安になっているようです。
原作とは違う設定にこれでいいの?
原作との違い
●タイトルが「お迎えです。」から「お迎えデス。」に。
熊本地震発生から間もない時期であり、死者をイメージするタイトルから被災者に配慮し当初16日スタート予定を延期しました。その配慮は正しいという声は多かったのですが・・・。
です⇒デス。英語の“death”とかけて死のイメージを強調したせいで不謹慎の声が増えた。デスノートのヒットに便乗しようとしている。元の自然なタイトルに戻して欲しい。と、原作ファンの評判は悪いのです。
●登場人物・堤円(福士蒼太)
原作では飄々とした普通の大学生(第1話は高校生)。一人暮らし。
ドラマでは大学生で工学部オタク理系男子。家族あり。父母は再婚同士で妹は父の連子。
科学的根拠のないことは認めないタイプが霊のお仕事を始める、ギャップが狙いだったんでしょうか。ちょっとオタクっぽすぎる気が。
●登場人物・阿熊幸(土屋太鳳)
原作では円の三つ年下。ナベシマLOVE。
ドラマでは円と同じ年。年の差がなくなったことでどんな変化があるんでしょうか。
関係はないのですが、土屋太鳳さんはリアルで霊感持ちらしい。
●登場人物・ナベシマ(鈴木亮平)
まず髪型が違います。原作では、ロングヘアでないと童顔に見えるコンプレックスからポニーテール。生前の記憶はある。
ドラマでは短髪。生前の記憶を探している。
鈴木亮平さんは短髪でも童顔には見えませんからね。生前の記憶に関してオリジナルのエピソードがありそうです。
●登場人物・ゆずこ(濱田ここね)
幼女の姿ですが中身は大人の女性という設定は同じです。
ただ、原作ではナベシマの相棒。ドラマではナベシマの助手。第1回では、まだ中身の大人感は感じられませんでした。
●登場人物・緒川 千里(門脇麦)
原作では同じ大学。詳しく書くと、割と重要なネタバレになってしまうので。
ドラマでは高校の同級生。円を恨んでるっぽい?
●一課(あの世の会社)
原作では特に重要な役割もなく、ネタのような存在。
ドラマではライバルのようなシリアスな関係。
第一話の感想
原作を読んでいない私としては、面白かったです。もっとコメディタッチなのかと思いきや、最後は感動して泣けました。ゲストの伊東四郎さんと菅野美穂さん、よかった。
来週も観ようと思う満足なドラマでしたが、原作ファンは不安的中だったようです。
原作はもっと面白いということ?
Amazon⇒お迎えです。 全3巻 完結セット(白泉社文庫)
原作ファンの声を集めました。(ツイッターより)
●原作と全然違う。ショック
●コレじゃない感。原作に忠実なのはウサギの着ぐるみくらい。
●円ちゃんのキャラが違う。ゆずこがガチ子供。
●原作はもっとほっこりした話なのに。
●とにかくドラマ見た人には原作読んで欲しい。
●福士と太鳳に罪はない。
”こんなんじゃな~い!”という声が多いようです。
なかなかね。原作以上の実写って難しいものですよね。実写化みてから原作を読むほうが無駄なく楽しめるかな。