手足の壊死(えし)や意識障害を引き起こし、死に至る恐れもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の今年の患者数が、12月中旬で263人となり、調査を始めた1999年以降最悪となった。(読売新聞)

ものすごいスピードで手足が壊死していく様から、通称「人食いバクテリア」とよばれています。1980年代に米国で初めて見つかりました。

恐ろしい・・・みるみる腐っていくって、どうゆうこと?!治療は間に合うの?

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人食いバクテリア・原因と症状

子どもの咽頭炎やとびひを起こすA群溶連菌などが原因で、喉などの粘膜や皮膚の傷口から感染するとされいます。炎症をおこして悪化するわけですが、どういう場合に劇症化するのかなど詳しいことはわかっていないそうです。

初期症状は、38度を超す発熱、おう吐、筋肉痛など。傷口の痛みや腫れ。

これだけじゃわからない!実はまだまだ本症状の解明は進んでいないのだそうです。本来この菌はどこにでもいる菌で、感染しても喉が腫れる程度なので。

でもこの前半の症状、何かの症状に似ていると思いませんか?

そう、風邪やインフルエンザによく似た症状です。早く診断ができれば、抗菌薬がよく効くそうです。

発症してしまうと・・・数時間~数日で手足の壊死、ショック症状、多臓器不全。

指先扉に少し挟んだとかかさぶた破れた程度の傷で、すぐ消毒したのに脚切断という報告も。

とにかく進行が早いので、みるみる症状が悪化し高確率で死に至らしめてしまいます。はっきり症状も原因も解明されていないのに、進行が速いだなんて怖すぎる!

人食いバクテリア・治療法

自己診断はかなり難しいですよね。

でも発症してからでは遅いのが怖いところ。とにかく早めに病院で診てもらうのが一番です。初期ならば、抗菌薬での治療が有効とのことですから。

壊死した部分は切り取るしかないようです。

人食いバクテリア・予防法

うがい、手洗い、マスクの着用。すり傷や切り傷がある場合は、傷口の保護にも気をつかいましょう。菌の感染をふせぐわけですね。

免疫力が低下しているときも気をつけたいとのこと。

お風呂は湯船につかることを、おすすめします。体温があがると免疫力が上がるといいます。逆に冬の寒い時期、冷えは免疫力を低下させてしまうんですね。

お風呂でのリラックス効果も免疫力アップに繋がります。

人食いバクテリア画像はショッキングなので自粛しました。