北京(CNN) 中国の研究者がこのほど、北西部の高山に生息する絶滅危惧種の小型哺乳類「イリナキウサギ」を約20年ぶりに発見し、縫いぐるみのような愛らしい姿をカメラに収めることに成功した。個体数は激減しているといい、保護対策が必要だと訴えている。
出典http://www.cnn.co.jp
ねずみ?ウサギなの?ぬいぐるみみたい!
体長約20センチ。ちょうど手のひらにのるくらいかな?小さいですね。「ジャイアントパンダよりかわいい」とも言われています。
中国の研究者、リー・ウェイドン氏が1983年に発見して新種と確認され、国際自然保護連合が2008年に絶滅危惧種に指定しました。
ナキウサギとは
ナキウサギは、ウサギ目(重歯目)ナキウサギ科 に分類される動物の総称。現生するものは1科1属で、同科には ナキウサギ属 のみが属する。長らく14種とされてきたが、その後の研究により、30種まで増えている。 総じて耳介は小さく、一見ハムスターのような姿だが、(狭義の)ウサギ類の近縁種である。 その名のとおり、高い警戒音でよく鳴く。
引用wikipedia(写真はアメリカナキウサギ)
ナキウサギって色々種類があるんだ。今回約20年ぶりに発見されたのはナキウサギの中の「イリナキウサギ」という種類なんですね。
日本には「エゾナキウサギ」が北海道に生息しています。
イリナキウサギの方が野生っぽい顔立ちかな?このつぶらな瞳がたまらないです。
ナキウサギの鳴き声
ナキウサギというからには鳴き声も聴いてみたい。こちらはエゾナキウサギの鳴き声です。
出典youtube
可愛らしい小鳥のような鳴き声です。オスは続けて10数回鳴き、メスは2~3回しか鳴かないとか。この動画はオスのようです。
まとめ
なんとナキウサギは250万年前の氷河期に誕生した哺乳類です。今も氷河期時代の姿を保って生息しているのです。
今回中国で発見されたイリナキウサギは、地球温暖化の影響などもあり急速に減少、絶滅の危機にあります。心配ですね。
可愛いのでペットで飼いたいと思った方もいるかと思います。ナキウサギは温度管理が重要で、夏場でも気温が12~15℃程度に保つ必要があり、動物園でさえ飼育は難しいそうです。
その前に、日本の野生動物は鳥獣保護法で原則的に飼育が禁止されているので、ペットは無理のようです。