1980年代イギリスの消防士の間で噂された「呪いの絵画」をご存じでしょうか。

1985年のイギリスヨークシャー州で頻繁に住宅火事が起こった頃、家宅全焼にもかかわらず燃えずに残っている絵画があるという。しかも同じ絵画。

火を消しにいく消防士としては不自然に思いますよね。

この奇妙な絵画は「泣く少年の絵」。実は複製やパターンの違うシリーズで大量の「泣く少年」が出まわっているのですが、これらの絵画も火事を招くといわれています。

原画だけではないのですね。

4月25日放送の「世界まる見え!テレビ特捜部」でとりあげられた呪いの絵画「泣く少年」の絵の作者モデル、真相について探ってみます。

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「泣く少年」の絵の作者

消防士の証言によると・・・「家が全焼するほどの火事にもかかわらず、いつもその絵だけが買った時と同じような状態で焼跡から発見される」と語っています。

火災にあった住人によると・・・「絵を購入した翌日」「絵を購入した半年後」火災発生の時期はまちまちですが、そう遠くない時期に全焼するほどの火事に見舞われています。

しかも不思議なことに

●天井が崩れるほどの火事なのに絵は無傷。

●同じ部屋に飾ってあった他の絵画は焼け落ちたのに(泣く少年の絵の両隣)、少年の絵はそのまま。

●火災発生の火元に飾ってあっても無傷。

少年の絵が火事を呼んでいるのか。燃えない絵って一体・・・?

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出典:http://daimaohgun.web.fc2.com/(泣く少年の絵シリーズ)

その作者とは?

ブルーノ・アマディオ(スペインの芸術家)。1911年ー1981年。絵が話題になる4年前に他界しました。

戦後のヴェネチアで旅行者向けに「泣く少年」の絵シリーズを描く。イタリア人のG・ブラゴリンと名乗ることも。

生前27枚の絵を残し、1960年から複製画が世界中に出回っています。英国では約5万枚の「泣く少年」が売られているとか。

火事を招く絵、呪いの絵と呼ばれてからは集められて焼却処分されたようですが、まだヨーロッパには残っているようです。

この「泣く少年」の絵には実際のモデルがいます。

次のページではモデルの少年の当時と、その後の真相について。