「泣く少年」モデルの少年
1969年、画家のブルーノ・アマディオがスペインのマドリードの小さな通りをうろついていた際に偶然見つけた少年がモデルらしい。
少年は両親を火事で失った孤児でした。
どうやらその少年は「ファイアスターター」(物に触れずに火をつける事ができる超能力)であったようです。
両親の死にも関係していると思われ、村では「悪魔の子」と呼ばれていました。
少年は自分ではどうすることも出来なかったのでしょう。滲み出る悲しい表情をしていたといいます。
その表情に魅せられた画家が、まわりの忠告を聞かずに少年の絵を描き始めたようです。
その後アトリエで火災が起き、画家は死亡、少年は逃げ出しました。
少年はどこへ?
10年後、バルセロナ郊外で車が衝突して炎上する事故がありました。ドライバーは死亡。
免許証からドライバーが絵のモデルの少年であったことがわかった、といわれています。
絵は本当に燃えない?
英国のラジオ番組で実際に検証したようです。
絵のすぐ前に置かれた炎は額の周囲に燃え移ったものの、弱まって消えるまでには少年の絵の外側が燃えただけでした。しかし何故絵がダメージが少なく燃え残るかは分かりました。絵の後ろ側にあるかけひもが最初に燃えることと関係がありました。絵は前面を下にして落ちるので、煙や熱から守られやすいのです。(引用:http://tokyo.txt-nifty.com/)
額の裏側が燃えにくい素材でできていることもわかりました。
この絵が呪いの絵だと広まったのは、ヨークシャーの消防員SUN新聞社に報告しそれが記事になったことが始まりでした。
SUN新聞社はゴジップ記事も多く、デマでは?ともいわれています。
ただ、消防員の間でこの泣く少年の絵を飾る家はないようです。