9月14日の「ザ裏ワイドSHOW」で[大韓航空ナッツリターン事件のウラ側]について放送されます。
まだ記憶に新しい華麗なる一族の不祥事。連日ワイドショーを賑わせましたね。
飛行機の中で出されたナッツがうんちゃらかんちゃら・・・なんでそんなことで?という小さな出来事が世界中からバッシングの大事件に。
ちなみにそのナッツはマカダミアナッツだそうです。事件の影響で、韓国ではマカダミアナッツがバカ売れしたとか。
ナッツリターン事件の概要と、ナッツ姫こと趙顕娥(チョ・ヒョナ)のその後はどうなった?
ナッツリターン事件の概要
2014年12月5日、大韓航空86便がアメリカ・ジョン・F・ケネディ国際空港で韓国・仁川国際空港に向かう滑走路へ向けての移動中、機内ファーストクラスで事件は起こりました。
ナッツ姫こと趙顕娥(大韓航空の副社長)にCAがナッツを袋に入れたまま提供しました。
すると、ナッツ姫は「機内サービスがなっていない」と大激怒!
「今すぐ飛行機から降りろ」とCAに対して指示しました。
実はCAは「ナッツアレルギー乗客への対応マニュアルに従った行動だった」のですが。それをナッツ姫に伝えると、怒りは更にエスカレート。
「マニュアルを見せろ!」と怒鳴ります。
事務長がマニュアルを見せようとタブレットを持ってきますが、ログインできずマニュアルが見せられませんでした。
「CAの代わりにお前が降りろ!」と絶叫。かなりヒステリックで、その声は後方のエコノミークラスまで聞こえたといいます。
飛行機は事務長を降ろすため搭乗ゲートへ引き返しました。20分遅れで空港を出発し、仁川国際空港には11分遅れで到着しました。
CA、事務長ともに何にも悪くない。悪質クレーマーは自分の会社の副社長。とばっちりを受けたのはお客である搭乗者でした。
事件から判決まで
はじめ、大韓航空は事件のもみ消しに走ります。CA,事務長のミスだったと。事務長が飛行機を降りたのは自分の判断だったと供述するよう強制。
世間にはバレますが、反省するどころか、情報流出の犯人探しをする始末。
後にナッツ事件では事務長に対して暴言だけでなく、機内サービスの指針が入ったケースの角で手の甲を数回突つくなど暴力も発覚。
2014年12月9日、趙は全役職を辞任しました。事務長とCAに謝罪しようと自宅を訪れたが、不在だったため謝罪の書面を残しました。
2015年2月12日、懲役1年の実刑判決を言い渡されました。
判決の前にナッツ姫は乗務員ら2人に謝罪金(2億ウォン・約2200万円)を裁判所に供託していたことが分かりました。
ところが2人は受け取りを拒否。受け取っていれば示談扱いとなり刑が軽くなっていたかもしれません。怒りかプライドか、毅然としています。
2015年5月22日、控訴審で執行猶予2年判決へ減刑。服役中の趙被告は釈放されることになりました。
ナッツ姫のその後
財閥の家の娘であるナッツ姫は生まれたときからお姫さま。財閥へのご機嫌とりは将来にかかわるため、小さい頃から我儘放題が許されてきました。
今も韓国の財閥体質に変わりはありません。
高級マンションで、ひっそりか優雅かはわかりませんが暮らしているそうです。