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葛飾北斎がいたって知ってました?

父・北斎から受け継いだという天才的な絵の才能や、破天荒な性格の娘・お栄とはどんな人物だったんでしょう。興味がわきます。

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誰もが知っている天才画家・葛飾北斎、その三女お栄を主人公にしたアニメ映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』が本日5月9日(土)に公開されます。原作は杉浦日向子さんのマンガ「百日紅(さるすべり)」です。

お栄の声を女優の杏さん、父・葛飾北斎の声を松重豊さんが担当。このお2人、よく共演されてますね。ユーキャンのCM、ドラマ「デート」で父娘役。渡辺謙さんより親子っぽいイメージかと。他、濱田岳さん、高良健吾さん、美保純さん、筒井道隆さん、麻生久美子さんら豪華キャストが参加されています。

お栄の作品

葛飾北斎の娘、お栄とは?

江戸時代の浮世絵師、画号は応為。応為(おうい)の名の由来は北斎が「おーい、おーい!」と呼ぶからだとか。

緻密な描写、すぐれた色彩と陰影表現を得意とします。光があって影がある、その光の描き方に驚きます。

下の絵は「吉原格子先之図」という応為の作品なんですが、江戸時代って外は電気もないし真っ暗だったんですよね。明かりの部屋の煌びやかな吉原の花魁、近くに行って格子から覗きたくなります。

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出典http://www.ukiyoe-ota-muse.jp「吉原格子先之図」

続いて「夜桜美人図」。灯篭の灯りで照らされる桜や女性、短冊もいいんですけど、遠くから光っている夜空の星がいいなあと思います。

この写真ではよくわかりませんが、星の色が等級で描きわけられています。

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出典https://kumareon.wordpress.com「夜桜美人図」

北斎に勝るとも劣らない。女性側からの感覚かもしれませんが、私は北斎より好きかも。

北斎は風変りな人物だったとききますけど、お栄もその血を受け継いでいたようです。

次のページはお栄の生涯について。