7月31日の【金曜ロードショー】では、2013年12月に公開され大ヒットした映画『永遠の0』を地上波初、ノーカットで放送します。

第16回イタリア ウディネ・ファーイースト映画祭でグランプリを受賞、日本アカデミー賞8冠を達成した作品です。感動の絶賛から酷評まで、戦争、神風特攻隊の話ですから、感じ方は人それぞれのようです。

リアリティーのある話に、『永遠の0』は実話?主人公の宮部久蔵という人物は実在した人物?と思う方も多いのではないでしょうか。

スポンサードリンク

『永遠の0』あらすじ

まず、簡単なあらすじです。

司法浪人中の佐伯健太郎(三浦春馬)と、フリーライターの姉の慶子(吹石一恵)は、祖母(若い頃・井上真央)の葬式で、祖父・賢一郎(夏八木勲)から血の繋がりがないと知らされる。実の祖父はゼロ戦のパイロットで、戦争中特攻で亡くなったという。

健太郎と慶子は、実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)について調べ出す。

祖父・宮部久蔵は、零戦の天才パイロットで、パイロット一番の臆病者と言われていた。

特攻隊のパイロットの教官であった宮部の教え子の話を聞き、宮部の本当の思いを知っていく。

生きて帰りたかった」はずの宮部がなぜ特攻を志願したのか。ラスト驚きの真実・・・。

戦時中の一途な思い、複雑な思いに泣けます。予告で号泣しました。

3aa818b1b410e8fae6f97dae511fe439

宮部久蔵のモデル

『永遠の0』は実話なのか?

宮部久蔵という実在した人物はおらず、フィクションのようです。原作の百田尚樹氏の小説『永遠の0』はベストセラーになりました。

特定の人物の話ではないのですが、複数の特攻隊員の実話や著名な零戦パイロットの伝記などを元に書いているため、一人の実話のように感じるのかもしれません。

個人名で誰も知らなくても、宮部久蔵のような人物が実際にもいたんではないでしょうか。

ただ、モデル?と噂になっている人物はいます。

坂井三郎氏>天才パイロット、撃墜王と呼ばれました。著作「大空のサムライ」が有名です。百田尚樹氏ご本人が、”「大空のサムライ」のオマージュである”と言っているそうです。

浜園重義氏>海軍航空隊搭乗員で、ラバウル航空隊や空母千歳航空隊などで活躍したエースパイロット。大戦末期に特攻隊に志願。鹿児島から特攻作戦に参加。その後教官をしつつ次の特攻を待つ。若年の航空兵にいつまでたっても合格を出さず、実戦に出さなかった。

石野節雄氏>海軍特攻隊第5建武隊所属。
1945年4月11日に鹿児島沖で戦艦ミズーリに特攻。
圧倒的な弾幕射撃を見事にかいくぐっての特攻で、ミズーリ艦長はこの果敢な攻撃に心を打たれて、星条旗の上から日の丸を書かせて遺体を包み、礼砲を持って水葬したそうです。ほとんど同じシーンが映画にあります。

まとめ

右翼だの左翼だの、色々感じ方はあるようですが、当時の人は守る為に戦っていたんですよね。当時の人が結果の、この未来を知っていたら、特攻隊なんて部隊は存在しなかったでしょう。

戦争は悪だというのは、結果を知っている私達だから言えることだと思います。