1年ほど前に公開されたブレンディのweb限定の牛を擬人化したCM『挽きたてカフェオレ・旅立ち篇』が、”気持ち悪い”狂気を感じる””風刺が効き過ぎ”と非難殺到中です。
なぜ1年前のCMが今更話題に?
日本では話題になっていなかったのですが、このCMを海外の記者が発見。「若者蔑視」「女性差別」と報道、youtubeに英訳付きでアップし、一般公開したのが9月27日。Twitterで拡散され国内でも多くの人の目に触れるようになりました。
今初めてこのCMを知った人が多く、1年遅れの炎上となりました。そのCMとは?
閲覧注意・動画
このCMを見て「気持ちが悪くなった」「吐き気が止まらない」「おぞましい・・・」と悪評が多いので、デリケートな方は閲覧注意です。下に簡単に感情抜きで解説します。
出典:youtube
牛を擬人化した高校生の卒業式ならぬ、卒牛式。鼻輪をつけ、名前はなく番号で呼ばれる卒牛生に一人一人進路が言い渡されます。
動物園、テーマパーク、闘牛場、食肉センター。希望どうりの子も、希望に合わない子も。
主人公のウシ子は日頃から自分を特別な存在だと信じ、たえず努力してきました。B判定で落ち込んだときもありました。
卒牛式の日にいい渡された進路は「ブレンディ」。見事希望の会社に内定しました。校長先生から「濃いミルクを出し続けるんだよ」との言葉が。
感動のドラマ仕立てという設定ですが・・・これ感動します?
感想
牛を擬人化するのはいいんですよ、別に。それにしてもリアル過ぎ。せめてゆるキャラ仕立てとか、牛の面影残して欲しかった。鼻に鼻輪だけだと余計にシュール。
年頃の若者の苦悩がたくさんつまった乳牛飲みたいでしょうか。あの主人公の女の子の乳を連想してしまいます。おっぱいネタは笑えるものでないと正直ドン引きです。
田中ビーフに配属された男の子も見ていられない。卒業と同時に死刑宣告。
牛の事情を考えると違和感がないことなのかもしれません。それでも、肉を食べたり、牛乳を飲んだりするたびに牛の痛みみたいなもの人の感情として感じてしまうとどうも・・・。
それで採食主義になる人もいるようですけど、野菜だって同じことだと思います。何にも食べられません。サプリなんてもっとエグいだろうし。そんなことを考えだしたらキリがない。
牛が見るCMならよかったんでしょうが、人間が見るCMとしては不快感が残りました。
ブレンディのCMは原田知世に任せてほしい。