紡木たく原作「ホットロード」が、7月15日「金曜ロードショー」(日本テレビ21時~)にて地上波初放送!
「ホットロード」は1986年から『別冊マーガレット』で連載され爆発的な人気を誇りました。当時の女子中高生の間ではバイブル、伝説の少女漫画といった存在です。
2014年、和希役に能年玲奈さん、春山役に登坂広臣さん出演で初映画化。観客動員200万人、興行収入25億円の2014年度ロングラン超大ヒット作品となりました。
壊れそうな思春期、ときめきより戸惑いの初恋、大事な人ができるということ。大人になった人達が隅っこに追いやった、ピュアでせつない感情があふれ出てくるような作品です。
能年玲奈さん主演というの注目したいところ。事務所問題でゴタゴタしテレビで見る機会もなくなりました。芸名も「のん」に改名してしまうし。やっぱり能年ちゃんを見たい!
ホットロードは泣ける?泣けない?
個人的には「ハンカチ、ティッシュの用意は忘れずに!」と言いたいところです。
<あらすじ>
亡き父親の写真が1枚もない家でママと暮らす14歳の少女・宮市和希は、自分が望まれて生まれてきた子どもではないことに心を痛めている。
ある日、学校に馴染めずにいた親友に誘われるまま、夜の湘南で出会ったのは、Nights(ナイツ)という不良チームの少年、春山洋志。
はじめは傷つけ合っていたふたりだが、和希は春山が身を置く世界に安らぎや戸惑いを覚えながらも、急速に春山に惹かれてゆく。
春山もまた和希の純粋さに惹かれるが、Nightsのリーダーとなったことで、敵対するチームとの抗争に巻き込まれてしまう──。(Amazon:ホットロード [DVD]より)
能年ちゃんの表情がいいです。思春期の不安定なあやうさや、春山に居場所を求めやすらぐ。心が痛くなります。原作者の紡木たく先生が能年さんを見たときに「ホットロード」の実写化を解禁したのもわかる気がします。
春山役の三代目J Soul Brothersの登坂広臣さんは、キャストが決定したときに原作とイメージが違うといわれていましたが・・・意外と好評。
春山はもっと線が細く、ケンカは強いが壊れてしまいそうな存在でしたが、登坂広臣さんは華奢なイメージもなくしっかりしているような。それでも不思議とハマリ役です。ハマリ役というかかっこよさに文句がでない。
和希と春山の純愛だけでなく、和希の不安定さの原因でもある和希ママの関係も感情を揺さぶります。親にこちらを向いて欲しくて孤独を感じる少女、それに気づかされたときの母親。和希ママ役は木村佳乃さん。
下の映像は『ホットロード』の特別映像です。
とどめは主題歌の尾崎 豊「Oh My Little Girl」。「ホットロード」の世界にぴったりのせつなさ。聴いているだけで泣いてもいい。
出典:youtube
泣ける映画と言い切ってしまいたいところですが、どうやら男性にはそうでもないらしい。
女性は和希に感情移入するからでしょうか。
Amazon⇒ホットロード 全4巻完結(マーガレットコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
視聴率
伝説の漫画原作に加え、能年の演技が見納めなの?と不安なファンも多そうです。視聴率も結構高いのでは?
能年さんには女優としてこれからも活躍してほしいものです。
視聴率は発表後に追記します。
<追記」>
7月19日「ホットロード」の視聴率が発表されました。
6.3%
苦戦したもようです。
裏番組でディズニーアニメの「ファインディング・ニモ」の視聴率は10.1%。ニモに完敗。
残念な結果になってしまいました。